各地で活躍する劇団や舞台の紹介として、舞台映像の上映会を開催します。
今回の上映劇団は、北川大輔氏が主宰する、東京を拠点に活躍するカムヰヤッセンです。
作品は、近未来の日本に存在する、国立の研究機関アカデミーが舞台。見応えのある作品です。

 

皆様と共に、この作品を楽しむことが出来ることを心よりお待ちしております。

 

カンゲキ☆クリップ!

【上映作品】

カムヰヤッセン『やわらかいヒビ』

作・演出 北川大輔

6th

260917

【日時】

2014/9/17(水)20:00~
※開場は15分前

【会場】
シアターねこ リハーサル室
(愛媛県松山市緑町1-2-1)

【鑑賞料金】 500円(会場代・雑費として)
【定員】 30名(ご予約優先)

【お問い合わせ・ご予約】

kangekiannai_ehime@yahoo.co.jp
090-7571-8692 (カンゲキ☆あんない 秦)
http://kangeki1ehime.blog.fc2.com/
※ご予約については、お名前、ご連絡先をご記入の上お送り下さい。



四国の演劇・舞台情報blog
カンゲキ☆あんない 秦 元樹

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カムヰヤッセン 第6回公演
『やわらかいヒビ』
(2010.10.1-11@三鷹市芸術文化センター星のホール
MITAKA”Next”Selection 11th. 参加作品)

【脚本・演出】北川大輔

「僕たちの日常は、やわらかいヒビのなかにある。」
大きな環状線を跨ぐ高架には、ナトリウムランプが等間隔に立っていて、
灯りの下を過ぎるその一瞬、眼前の景色はすべて橙色に染まる。
今の家の庭は三方を竹林に囲まれているせいで、
行き場を失った風の吹き溜まりになっていて、うかつに窓を開けようものなら、
風は舞い上がった笹の葉を連れ、嬉々として部屋を通り過ぎていく。
雨上がりのアスファルトから立ち上る埃っぽい匂いも、
遠くの線路で列車が枕木を踏んでいく音も、
そんなひとつひとつに、ひどく鈍くなってしまった。

言葉は増え、たくさんの未知はそれなりの既知になった。
それがなんであるかを把握するのは、 そんなに難しいことではなくなった。
いや、
それは必要なことだけを上手に処理するようになっただけかもしれない。
処理する必要のないものは、見ないことができるようになったのかもしれない。
価値と方法を考えるための知識ばかりが肥えつづけている。

色がCとYとMとKになったように、
「モノ」は一つ一つ要素に分解されて、名前を付けられて、
見知った要素の集合体としての「モノ」として、溢れるようになった。 気になっている。 処理することのできなかったものは、依然としてそこに存在している。
そして、見ないふりをしている。
そうやって「生きている」、ことにしている。

「生きる」ことを描きます、と宣言することがどうも恥ずかしかったのですが、
まあ恥ずかしがっていてもしょうがないので、
これは一回宣言してみよう、と思ったわけです。

「生きる」ことの価値でも意味でも方法でもなく、
そのものについての物語にしてみようと思います。

脚本・演出 北川大輔

【cast】 
甘粕阿紗子
金沢啓太
遠藤友香理
小島明之
板倉チヒロ(クロムモリブデン)
今城文恵(浮世企画)
奥田ワレタ(クロムモリブデン)
笠井里美(ひょっとこ乱舞)
齋藤陽介
中川慎太郎
中島美紀(ポかリン記憶舎)
永島敬三
松下仁(ひょっとこ乱舞)
森田祐吏(北京蝶々)

【カムヰヤッセン】について
カムヰ、はアイヌの言葉で神様、という意味です。
ヤッセン、は鹿児島の言葉で頼りない、ふがいない、という意味です。
そのままつなげると、まあ、そういう意味になります。

やっせん神様が創った、やっせん世界に生きている人たちの、
「つながりたいけどつながれない、つながっているようでつながっていない」
物語を中心に据え、そこでもがく人たちのドラマ を描いていこうと思っています。
http://kamuyyassen.daa.jp/